中華ダックスのフロントブレーキは始めからディスクブレーキ化されているのだが、効きが少し悪い。それと始めからタッチが少し柔らかいのが気になっていたので、ブレーキフルードを交換する。
ブレーキフルードの交換方法には、中華だからといって特別なことはないが、作業ミスによりブレーキが効かなくなる危険性もある。交換作業に不安がある方は決して一人では行わず、できない場合は素直に陸運局認定の整備工場にお願いしましょう。本サイトを参考にした後何らかの事故が発生したとしても、当方は一切の責任を負いません。
ブレーキフルードの交換方法
まずはハンドル上にあるフルードのサブタンクの蓋を開ける。プラスネジ2本で止まっているだけで、内側にあるゴムの蓋も一緒に外す。元のフルードはすでに黄色い…。
注射器やスポイトなどを利用して、サブタンク内の古いフルードをある程度抜く。
交換するフルードはKYK BF-4を用意した。一般的なDOT3かDOT4を選べば問題ない。
新しいフルードをサブタンクの中に入れる。
ブリーダープラグに8mmのメガネレンチをはめて、適当なシリコンホースをブリーダープラグに被せる。シリコンホースの反対側にはペットボトルなどの適当な受けを用意する。あとは、
- ブレーキレバーを握る
- ブリーダープラグを30度ほど緩める→ブレーキフルードが排出される
- ブリーダープラグを締める
- ブレーキレバーを戻す
- 1~4を繰り返す
の手順で作業する。ワンマンブリーダーがあれば、ブリーダープラグを締めたり緩めたりする作業が不要になる。
ブレーキレバーを素早く戻すとサブタンクからブレーキフルードが飛び出す場合があるので、戻す時はゆっくり戻す。また徐々にサブタンクのフルードが減ってくるので、その都度フルードを継ぎ足す。
新しいフルードがブリーダープラグから出てくるようになったらOK。ブリーダープラグがしっかり締まっていること、サブタンク内のフルードが適量であることを確認して、サブタンクの蓋を閉める。
サブタンクを締めたのちに、のぞき窓からフルードの量を確認。これぐらいならOK。
抜いた中華純正ブレーキフルード。なんだかちょっと変わった匂いがする…。
KYK BF-4に交換したらブレーキのタッチが元に比べてかなりカッチリした。
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