中華ミクニVM22キャブレターのセッティング【125cc】

整備

ミニモト販売の中華キットバイクには、ミクニのVM22というキャブレターが付属している。生産が中国か台湾で、どうも国内品のVM22とはちょっと仕様が異なるらしい。このキャブレーターのセッティングをしていく。

ちなみにエンジンはロンシン125cc。

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セッティングの下準備

まずは燃料コックを締める

燃料のドレンプラグを緩め、フロートチャンバー内のガソリンを排出する。

あとはエアフィルターを外し、インテークマニホールドから切り離す。

トップキャップを外し、スプリングとスロットルバルブを外す。スロットルバルブからスロットルワイヤーを抜けば、バルブ周りのパーツがバラバラになる。

スロットルチャンバーボディを外すと、ジェットとフロートが見えてくる。

中華ミクニVM22キャブレターのセッティング

パイロットジェットの調整

パイロットジェットは低回転域の燃料の量を調整している。中華VM22標準は#15が取り付けられている。

スロットルの開け始めで回転上昇が息継ぎを起こすような感じがあれば、パイロットジェットが小さい。逆に開け始めで重たい感じで回転が上がるのであれば、パイロットジェットが大きすぎる。

ジェットの細い方がパイロットジェット。

パイロットジェットはマイナスドライバーで取り外して、目的のサイズのジェットに付け替えるだけ。

メインジェットの調整

メインジェットは主に高回転域の燃料を調整している。標準では#95が取り付けられている。

ジェットの太い方がメインジェット。

メインジェットはマイナスドライバーで取り外して、目的のサイズのジェットに付け替えるだけ。

ジェットニードルの高さ調整

ジェットニードルはアクセル開度1/4~3/4の燃料を調整している。

VM22はジェットニードルに白い樹脂製のカラーが付くようになっているが、同もこれはクリップの下に装着するらしい。

ニードルの高さ調整は、ついているEクリップをラジオペンチなどで抜き差しするだけ。下側につけると濃く、上側につけると薄くなる。アクセルを開けたときに息継ぎするようなら薄く、回転の上がり方が重たいようならば濃い。

エアスクリュー・アイドリングの調整

エアスクリューは低速域の空気の量を調整している。

  1. エアスクリューを全閉から1.5回転開ける。
  2. エンジンをかけて、左右に1/4~1/2回転ずつ回し、エンジン回転数が最も高くなる位置に調整する。
  3. スロットルストップスクリュー(アイドルスクリュー)でアイドリングを安定した回転数まで下げる
  4. エアスクリューを再度調整し、エンジン回転数が最も高くなる位置にする。
  5. もう一度アイドルスクリューでアイドリングを調整する。

というのが正しい手順。しかし、このミクニVM22というキャブレターはエアスクリューがキャブの真下にあり、車両に取り付けられている状態では調整が困難。

↑のような手で回せるようにするスクリューも売ってはいるが、意外と値が張るので僕は1.5回転固定で使っている。

2021年1月現在のキャブセッティング

特に何もしていない標準ロンシン125ccエンジン+VM22という組み合わせでいろいろ試してみた結果、現在のセッティングはこれに落ち着いた。

  • メインジェット:#92.5
  • パイロットジェット:#17.5
  • ニードルの高さ:下から2番目
  • エアスクリュー:1.5回転

標準の「メイン#95、パイロット#15」だと上が濃くて下が薄かった。ある程度セッティングが出た状態でも、アイドリング状態からガバっとアクセルを開けると燃料がついてこないことがあるのだが、これは多分キャブの性能がそこまでよくないため。

プラグの焼け方もちょうどいい感じ。メインをもう一段階絞ってもいい気はするが、山に登っても問題なく走れた。

このVM22というキャブレター、性能に関しては【問題なく使える】程度の物だが、チョークの効きはめちゃくちゃいいし、セッティングに対して素直に反応するので、初めてキャブレターを触るという人にも扱いやすいと思った。むしろセットに対して反応が良すぎるので、もっと細かいジェットが欲しくなるぐらい。気軽に走るにはこれぐらいのキャブがちょうどいいかもしれない。

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