噂には聞いていたが、僕の中華キットバイクに積まれているロンシン125ccエンジンのクラッチはやたらと重たい。恐らくこの世のほとんどのバイクのクラッチレバーより重たいと思う。それぐらい重い。
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この手の重さを厳密に測るのは難しいが、試しに測ってみたら握るのに4~5kgぐらいの力がいるようだった。僕のNinja250Rでは2.2kgだったので、排気量が半分しかないくせにクラッチは2倍ぐらい硬いらしい。このバイクに長い事乗っていたらそのうちリンゴが握りつぶせるぐらいの握力になりそうだが、できればちょっとでも軽く操作できるようにしたい。
クラッチワイヤーの取り回しがおかしい
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何か問題はないのだろうかと見ていたら、ある事に気が付いた。クラッチワイヤーの取り回しがおかしいのだ。
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特にエンジン側のクラッチレバーの動く方向に対して、クラッチワイヤーホルダーが斜めに取り付けられている。それに伴ってクラッチワイヤーの取り回しもおかしいことになっている。これを直せば多少は軽くなるはず。
クラッチワイヤーの取り回しを修正
というわけでクラッチレバーの取り回しを修正する。まずはクラッチレバーを外す。
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クラッチレバーはプラスボルトと裏面の8mm六角ナットで止まっているだけなので、外す。
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クラッチワイヤーがフリーになった。
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エンジン側のクラッチワイヤーも外す。こちらは溝にはまっているだけ。
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クラッチワイヤーホルダーからクラッチワイヤーを抜いたら、ホルダーの角度を適正化する。ボルト一本で止まっているだけなので、軽く緩めて再度締め付けるだけ。
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自然な角度でワイヤーホルダーに刺さるように、クラッチワイヤーの取り回しを変更する。一度固定されているタイラップを外したら、キャッチタンクに繋がっているホースの内側を通るように取り廻した。
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ステム側はクラッチワイヤーとメインハーネスが同じホルダーの中にいて動きが窮屈だった。
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一度ホルダーを外して、こちらの取り回しも変更。
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WD40でクラッチワイヤーに注油。
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クラッチレバーなどを全て元に戻したら、クラッチワイヤーの遊びを調整する。ハンドルを左右に切っても干渉や突っ張りがないことを確認。
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特に問題なければ作業は終了。ワイヤーの取り回しが自然になった。
クラッチレバーがある程度軽くなった
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クラッチワイヤーの取り回しを変えて注油した結果、レバーの重さは3kgまで軽くなった。実際に握るとまだまだ重たさは感じるが、最初に比べればずいぶんマシになった。
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