中華横型125ccで最強との呼び声高いエンジンと言えばGPX125。これはモダンワークスで販売されているのが「GPX125」という名前なだけであって、ミニモトでは「パフォーマンスZ-1型」という名前になっている。本当の名前はZongshen W125-Gといい、中国製のレーサーバイクに積まれがちなハイパフォーマンスエンジンだ。
以前から欲しいなと思っていたGPX125だが、割と欠品が多く入荷待ちになりがち。いっそ中国からロット買いしていらない分は販売しようかな…なんて思っていた2025年5月ごろに入荷通知が来たので、ついついポチってしまった。
中華最強横型エンジンGPX125

というわけで購入したのがこちら。今回はミニモトから買ったので「パフォーマンスZ-1型」だが、めんどくさいのでGPX125と呼称する。ミニモト版とモダンワークス版で若干違いがいあるらしいのだが、ミニモト版は銀色の塗装がされていて中華エンジンテイストがある。
ちなみに購入時の価格は約4.3万円。じわじわ値上がりしているので欲しい人は早めに買ったほうがいいと思う。

ジェネレーターとアウターローターは軽量タイプ。灯火類の使用を想定していない低発電タイプなので、公道走行する場合は発電量の多いコイルに変えたほうがいい。ニュートラルランプ配線は有り。

ジェネレーターコイルカバーが付属。安っぽいが使うには十分。

エンジンマウントは完全リジッド。レースエンジンなので当然と言えば当然だが、振動でフレームが割れないか心配にはなる。

クラッチレバーは上部に備わる。後に説明するがダックスだと固定ボルトにぶち当たってクラッチが切れない。というかどのフレームでも無加工じゃなかなか取り付けできないような気がする。
グロメットに加工が必要

ジェネレーターカバーがなぜかつかないなぁと思ったら、配線が通るグロメットがやたらと分厚くて干渉していた。

なのでグロメットを一部カット。

これでしっかり取り付けできるようになった。
オイルクーラー取り出しニップルが必要

GPX125はクラッチカバー側でオイルが回っていて、これを殺すとオイルが循環しなくなる。購入時だと適当なステンメッシュホースで循環しているが、流石にダサいし冷却性能が悪いので、オイルクーラーを取り付けできるようにする必要がある。

僕は中華ダックス純正のオイルクーラーと接続させるので、ミニモトのストレートニップルM10×φ8ホース用を2つ購入した。
ロンシン125エンジンからGPX125へ載せ替え

中華ダックス純正のロンシン125ccエンジンから載せ替え。今までありがとうございました。
エンジン自体はマフラー、ステップ、リアブレーキ、クラッチに燃料計や配線を外せば、あとはエンジンマウントボルト2本で固定されているだけなので簡単に下ろせる。

おろしたロンシン125とGPX125を比較。GPX125のほうがなんとなく腰下がコンパクトに見えるが、実寸だと大差ない。




一番の違いはロンシンのエンジンマウントがゴムブッシュなのに対してGPX125がリジッドであること。これが原因で後で結構困ることになる。

ミニモト パフォーマンスZ-1型の付属ジェネレーターは全波式でかつ出ている配線がギボシなので、半波式で使えるように適当に変換コネクターを作成。このコイルを使う気はないが、一応動かせるようにするため。エーモンあたりの6極カプラーで作成可能。

後はオイルクーラー取り出し口に先程のニップルを取り付けて、

オイルクーラーやキャブを取り付け。GPX125はシリンダー下部が細いので、PZ27のようなビッグキャブでも無加工で取り付けできた。

で、いざ搭載しようと思ったら何故か全くエンジンが収まらない。フレームの横幅が明らかに狭い。なぜ…???おそらくロンシンのエンジンマウントがゴムブッシュだったために、エンジンマウントボルトを締め付けたらフレームが狭まったのだと思う。
しょうがないのでハンマーでできる限り殴ってフレーム幅を広げる。狭くてハンマーをほぼ振れないのでかなり苦労した。最終的に無理やりねじ込む感じでエンジンを搭載。すごく疲れた…。

クラッチが切れないのでレバーを加工

と思ったら問題が発生。どう見てもエンジンマウントボルトに干渉してクラッチレバーが切れない。ボルトをひっくり返せば…と思ったが、多分ギリギリでボルトの頭に当たる。なんてこった。

しょうがないのでレバーを加工する。

GPX125用に中華650円レリーズシリンダーも用意してあるので、これに付属してくるパーツも使って加工していく。


まずはグラインダーでカシメを飛ばしてクラッチワイヤーが収まるパーツを分離。

元々の穴位置より手前に新しい穴を開けて、

いい具合に曲げ角度を調整。


レリーズシリンダーが収まるパーツがガタつかないようにピンに穴を開け直して、

レバーの余計な部分をカット。

これでレバーの加工は終了。

取り付けてみるとまだボルトと当たりそうなので、

エンジンマウントボルトもカットして長さを調整。

後はレリーズシリンダーを組んで干渉がなければOK。もちろんレリーズシリンダーのロッドも少し長いので、長さを詰めている。
スプロケット交換

付属のドライブスプロケットは15丁だったので、ロンシン125で使っていた17丁に交換。チェーンは使い回す。

付属のジェネレーターカバーをつけようと思ったが、中華ダックスのチェーンカバーに干渉してつかなかった。

しょうがないのでロンシン125のジェネレーターカバーを装着。
細々した部品を交換

中華製カムチェーンテンショナーのプッシュロッドは必ず壊れるということなので、とりあえずこれはホンダ純正品に交換。


付属のプラグはLGとかいう謎メーカー品だった。思えばロンシン付属品はTORCHってメーカーだったな…。ここも不安なのでNGKのイリジウムプラグCR7HIXに交換。と言ってもロンシンから移植しただけ。



そしてエンジンオイルも交換。とりあえず家に余っていたAZ MEC-017 5W-30を入れておいた。エンジンオイル量がさっぱりわからないが、多分ロンシンと同じでオイルクーラー込みで750mlで良いだろうと判断。レベルゲージを見る限りこれぐらいで大丈夫そう。
@2167km

とりあえずこれでエンジンが搭載できて、始動確認まで完了した。が、PZ27キャブレターを取り付けた直後に発生したエンジンが吹けない問題とヘッドライトが付かない問題がこの時点では解決されてなかったので、その解決はまた別の記事で。GPX125の走行レビューも後日書きます。



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