中華ダックスのハブベアリングが少しゴロゴロしている気がするので、ハブベアリングを交換してしまおう。
中華ダックスの前後ハブベアリング交換
ハブベアリングを交換するためにはホイールを外す必要がある。外し方は↓を参照。
ホイールが外れたらベアリングの外側にあるダストブーツを外す。
中華ダックス/中華シャリーの場合、ハブベアリングのサイズは前後ともに6301。モンキー系の6300とは外形が違うので注意が必要。実は最初間違えて6300ベアリングを買ってしまった…。
今回はNTN製のシール付きベアリングに交換して耐久性と信頼性をアップさせる。品番は6301LLU。1つのハブに2つのベアリングが必要なので、前後では4つ必要。
コンクリートアンカーでハブベアリングを抜くのはおすすめしない
ハブベアリングのように圧入されたベアリングを抜くためには通常「ベアリングプーラー」という特殊工具が必要。だが一説によれば、コンクリートアンカーをベアリングに打ち付けて抜くこともできるらしい。
ものは試しということで、とりあえずやってみよう。
というわけで試しにやってみたのだけども、これがまぁ一生ベアリングを外せる気がしなかった。打ち付けたコンクリートアンカーの反対側から適当な長いボルトを突っ込んでハンマーでぶん殴るのだが、ベアリングが1mmもずれないままアンカーが抜ける。
もうちょっと圧入具合がゆるいベアリングなら抜けるのかもしれないが、そんな偶然に頼るのは馬鹿馬鹿しい。
ベアリングプーラーでベアリングを抜く
というわけでAmazonで売ってた激安ベアリングプーラーを購入。価格は3000円弱と、普通のメーカーではありえないぐらいの激安品を買ってみた。
で、これでベアリングを抜いてみたわけだが、これがまぁいとも簡単に抜ける。コンクリートアンカーなんて買ってないで最初からこれ買っとけばよかったなと本気で後悔したレベルでスルスル抜ける。ハンマーを振り回したあの時間は一体何だったんだ。
ただこの激安ベアリングプーラー、ストロークが短すぎて「あとちょっと」が抜けない自体に割と陥りやすい。5~10mmぐらいの適当な厚みのある鉄板などでプーラーの下にかさ増しすると抜けるようになる(僕は適当なスパナで代用した)ので、素人がたまに使うぐらいであればどうにかなる。
プロが業務で使う分には手間と時間がかかりすぎるので、もっとちゃんとしたものを選んだほうが良いのは間違いない。
新しいハブベアリングを圧入
最後にベアリングを圧入する。外した古いベアリングか、適当なソケット(手元のものでは27mmのソケットがぴったりサイズだった)を新しいベアリングにあてがい、ハンマーで優しく叩けば徐々に入っていく。
入れ込み具合は元々入っていた量を参考にする。
ハブベアリングの間に入っているカラーは忘れずに挿入。僕は錆びるのが嫌だったので適当にモリブデングリスを塗っておいたが、塗る必要は無い。
左右のハブベアリングを押し込みすぎるとカラーが突っ張ってベアリングがスムーズに回転しなくなるので、反対側のベアリングはいい具合の圧入具合に留める。押し込み過ぎたらプーラーで若干抜けばよいだけ。
最後に車体にホイールを戻して、回転具合を確認すればOK。純正の中華ベアリングで若干あったゴロゴロとした感触がなくなり、スムーズに回転するようになった。NTNの防水ベアリングなので長持ちしてほしい。
@1912km
作業は2024年6月に、総走行距離1912kmのときに行った。
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