僕の中華ダックスには燃料フィルターを付けていないのと、燃料タンクが微妙に錆びているのを放置していることもあって、ある程度の期間動かしていないととアクセルの開け始めがかなりシビアになってエンジンがストールしてしまう現象が発生する。
これは錆などのゴミがキャブの中の細い経路に軽く詰まってしまっているのが原因なので、キャブを清掃すれば簡単に治る。
この日も同じ現象が発生していたので、サクッと中華VM22キャブレターを開けて清掃しようと思ったのだが…。
パイロットジェット、折れる
いつも通り分解してパーツクリーナーで清掃。なんだかパイロットジェットの詰まりが取れていない気がしたので、メインジェットもパイロットジェットも一旦外して掃除しようとしたら、
ん???
なんかパイロットジェットが短いな・・・???
先端の筒状の部分が・・・無い・・・???
写真だと見えないけど、パイロットジェットが入っていた穴の奥に、先端部分が取り残されている。
まじかよ・・・。折れた感触とか全く無かったけど、絶望しか無い・・・。
でも普通に動く。中華の技術力すごい
細い穴の奥にはまり込んだパイロットジェットを取り出す術がないので、仕方なくそのまま折れたジェットをねじ込んでキャブを元に戻してみた。
で、エンジンをかけると普通に動く。何なら調子良さそう。
なんだこれは。これが中国4000年の歴史が成せる技だとでも言うのか。
中国の技術力の高さに感服する他無い。細かいジェットセッティングするのがバカバカしくなってくる。でもパイロットジェットが交換できなくなったことは事実なので、なんか別のキャブにそのうち載せ替えねば。ロマン重視で中華FCRとかにするか、適当な安いキャブにするかは悩み中。
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