500円の中華バイクチェーンカッターは使えるのか?

パーツレビュー

バイクのチェーンをカットするためにはチェーンカッターが必要なのだけど、まともな工具屋やチェーン屋のものを買うと結構高い。そもそもチェーン交換なんてそんなに高頻度でやる作業じゃないので、工賃払ってバイク屋さんにお願いしたほうが多分安いぐらいだろう。

が、Aliexpressなら100円台、Amazonなら500円台からチェーンカッターが売ってるのも事実。そういうのが実際に使えるのか気になるので、試してみよう。

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Amazonで500円の中華バイクチェーンカッターを購入

というわけでAmazonで一番安かったバイク用チェーンカッターを買ってみた。購入価格は530円。

Aliexpressの100円台のものと多分同じなのだが、流石にAliexpressの激安品は送料がかかって530円を超えるので、購入時点でこれが国内で手に入る一番安いチェーンカッターだと思われる。

420~530サイズまでのチェーンに使えるらしいので、一般的な市販バイクだったらほぼ間違いなく使える様子。表面(?)には「順手」と書いてあって、左手で持って右手でネジを回す様になっているらしい。構造的には自転車用のチェーンカッターとあまり変わりがない。

がネジはがたがたするし、鋳物なのだが合わせ面はバリだらけだし、全体的にあまり作りはよろしく無い。ただ手のひらサイズでコンパクトだし、そんなに華奢な印象も無い。

ピンのカシメを削ってチェーンをカット

実際に420サイズのDIDノンシールチェーンをカットしてみる。

まずはカットする場所のピンをディスクグラインダーで削る。ピンはカシメてあるので、内外プレートに空いている穴より少し外形が大きくなっている。これをディスクグラインダーで削ることで、ピンが抜けやすくなる。

ピンを抜きたい場所をガイドで挟んで、ネジを回してピンを抜いていく。

ただ、最初に言った「鋳物の合わせ面のバリ」や「ネジのガタツキ」があるので、完璧にピンを押せる位置にチェーンをセットするのがちょっと難しい。ぎゅっと締めるとチェーンがずれてしまう。

このあたりは価格なりというか、正直かなり使いづらいなと思った。なれてないのもあるが、位置合わせに1分ぐらいはかかってしまった。

ただ、チェーンカット自体は拍子抜けするぐらい簡単にできてしまった。

「安いチェーンカッターを使うと工具の剛性が足りなくてうまく作業できない」みたいな話を聞いたことがある。でも実際には、まっすぐピンを押せる位置に合わせてあげれば、何の問題もなくスルスルっとピンが抜け、チェーンが切れた。

なんだめちゃくちゃ簡単じゃないか。

ピンを削らずにカットしてみる

ピンを削ったことで簡単にカットできたのなら、今度はピンを削らずにカットしてみよう。

というわけで無加工のチェーンをそのままチェーンカッターに合わせてカットしてみる。ピンの押し始めは少しだけ力が必要だが、一回入ってしまえば後はスルスルっと・・・

チェーンがカットできた。

安いチェーンカッターは使えない、という話は何だったのだろうか…。ちなみにこの後同様の方法で何回か切ってみたが、どれも簡単に切れた。

ただしカシメられたピンをそのまま抜いているので、内・外プレートや中のブッシュは痛んだので、この方法は使い終わって外す方のチェーンでしかやるべきではない。新品チェーンはやはりカシメを削ってから切るほうが良い。

注意:使いやすくはない

500円チェーンカッターが案外普通に使えてしまったのは事実だが、別に僕はこの工具を人におすすめしたいとは思わない。やっぱり作りが荒い分だけ使いやすくはない。というか、普通にピンを押してる最中にずれそうになったりするので、使いづらい工具であることには間違いない。少なくとも頻繁にチェーンカットするような人が使う工具ではない。

ただ、できるだけ慎重に作業すれば使えるのも事実。チェーンカットなんてそうこう頻度でやるわけではないので、この工具がこういうものだとわかっているDIY派の人なら、一つ持っておいてもいいかも。

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