ある日中華ダックスのエンジンをかけると、エンジンは一発で掛かるのだが、アクセルを開けるとストンとエンジンが止まってしまう症状が発生していた。これじゃあまともに走れない…。
エンストを修理する
症状的にアクセルを開けた時に、空気の量に対して燃料が追いついていない感じだったので、それすなわち燃料がうまく行っていないことがエンストの理由だと考えられる。最初はサブタンクと一緒につけたワンウェイバルブがおかしくなったのかなぁと思った(なんか最近ワンウェイバルブとして機能してなさそうだったので)のだが、コックのところから燃料ホースを外してみるとダラダラとガソリンが出てくるので、そっちは問題なさそう。アイドリングをすることからも燃料ポンプがおかしいわけでもない。
となると怪しいのはキャブレターということに。早速バラしてみる。
キャブレターの分解清掃
思えばキャブレターセッティングが出て以来、夏も冬も普通に問題なく走るのでキャブを開けたことがなかった。およそ1年半ぶりにキャブを分解してみたところ…
なんか黄色い。フロートは黒いので余計に分かり易いが、なんか全体的に黄色い粉っぽいのが付着している。
しかもエアスクリューを90分(1.5回転)にしていたはずなのに、なんだか2時間以上開いている。エアスクリューって振動で緩んだりするの…?
フロートチャンバーを見てみたら、こちらも黄色いし、底に細かいサビが溜まっていた。おそらくガソリンタンクの錆取り前に出たサビなのだろうが、こういう細かいゴミがキャブの何処かに詰まって調子が悪くなったのだろう。
というわけで、ジェットを含めキャブの穴という穴に全てパーツクリーナーを吹きかけ、ついでに黄色い謎の粉も清掃。黄色い粉はガソリン漬けにされているフロートに付着しているのでパーツクリーナーじゃ落としきれないが、多分錆によって発生したなにかだと思われるので、多少取り切れなくても問題ないはず。
あとエアスクリューもしっかり90分に戻して、組み立てる。
バッチリ直ったけど…
組み立ててエンジンをかけてみたところ、アイドリングも吹け上がりも問題なし。バッチリ直った。予想通りキャブが詰まっていただけだったようだ。
ところが…
エンジン回転数が上がるとキャブレターからガソリンが吹き出していることを確認してしまった。燃料ポンプの過剰供給によるオーバーフローが発生している。
まぁ、燃料ポンプを付けて以来なんか燃費悪いな~と思ってたし、しばらく走ってから再始動すると被ったみたいにかかりが悪いし、なんなら停車直後にガソリンがタレてるの何回も見てるので、オーバーフローしてるんだろうなとは思ってたけど…。
ガソリン垂れ流しはもったいないどころか危ないので、リターン配管を作ることにします。
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