これまで分かっててあえて無視していたのだが、僕の中華ダックス、手元に届いた時点で燃料タンクの中が軽く錆びていた。ちょっと錆びてるぐらいならいいかな~とは思うのだが(良くない)、少し浮いた錆がボロボロ崩れてタンク内を浮遊してるのはさすがにいただけない。
燃料タンクの錆取り剤といえば↑の商品辺りが有名なのだが、地味に値段が高いので躊躇する。だってこの燃料タンク、新品で買っても5000円なのに(新品でも錆びているが)、それに2000~4000円のケミカルを投入するなんて馬鹿馬鹿しい。余っても困るし。
というわけで、有名なとある方法で錆を取ってみることにする。
サンポールで燃料タンクの錆を落とす
そこで用意したのがこのケミカル。トイレ用洗剤のサンポールと、食器洗い用中性洗剤、そしてKURE 6-66。中性洗剤は家にあったのをそのまま使って、サンポールと6-66はホームセンターで合わせて800円ぐらいで買ってきた。安い。
作業を開始する前に、燃料タンクの先に内径6mmの燃料ホースを刺して、折ってタイラップできつく縛りメクラする。
まずは中性洗剤を使って、燃料タンクの中の余計な汚れを落とす。燃料タンクの中に少量の中性洗剤を入れて、水を入れてシェイク!適当に洗ったら中身を捨てて、水だけ入れて何回かすすぐ。泡がほぼなくなったらOK。
次に500mLのサンポールを全部入れて、水を入れる。ギリギリまで水を入れれば燃料タンクの上側の錆も取れるので、適当な箱(今回はちょうどいい鉢植えを利用した)を使って燃料タンクを立てるといい感じ。
ダックスの燃料タンクは2.5Lなので、満タンにすれば5倍希釈の計算になる。錆の具合にもよるが結果的に5倍希釈で十分だと思った。錆がひどい場合は暖かいお湯を入れるといいが、僕は面倒だったので冷水で作業した。
あとはこの状態で2時間ほど放置する。
2時間放置後がこちら。錆が取れているように見えるので、サンポールの液を捨てる。
水で何回かタンク内をすすぎ、サンポールを除去する。マジックリンで中和する方法もあるらしいが、多量の水で対処できるはず。
タンク内を見てみると、先ほどまであった錆がきれいさっぱり取れていた。すごい。
この状態で放置するとすかさず錆びるので、KURE 6-66を軽く吹きかけて一時的な防錆処理を行う。この6-66は水置換性があるので濡れている場所にもグリスアップが出来る優れもの。
中を見てみると、乳化したグリスもあるが、油分でコーティングされていた。
この後は布を突っ込んで乳化したグリスを除去したり、ドライヤーなどで軽く乾かせば問題なく使える。最初はガソリンとごく少量のグリスが混ざるので、気にする人は少量のガソリンを入れてシェイクして、リザーブからガソリンを捨てればよいだろう。すぐにガソリンを入れられるならそもそも6-66は要らないかも。
このサンポールでの錆取り、割と簡単で効果が高いので結構お勧め。その後の防錆処理については専用品にはかなわないかもしれないが、ちゃんとガソリンを入れてさえいれば燃料タンクはそう錆びないので、安く処理したい人はこれで十分ではないだろうか。
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