中華ダックスを僕に買わせた張本人(?)である友人が「中華ダックスの納車祝いに原付ツーリングしよう!」と誘ってくれた。ここ最近はあんまり中華ダックスに乗るタイミングが無く、まだ350kmぐらいしか走れてないので、トラブルの洗い出しなどは全然できていない状況ではあった。
しかしYES以外の返答などあり得ないのだった。
目指せ一泊二日で原付400kmツーリング
友人(以下T君)は近畿地方在住なので、大阪からフェリーに乗り、朝イチで別府湾に到着する予定。翌日の夕方の同じく別府湾発のフェリーで帰るので、一泊二日のツーリングとなる予定だ。「特にこれといって行きたいところは無い」なんて困る発言をしてくれたので、行きにやまなみハイウェイをフルで通りつつ、なるべくたくさん走って適当に一泊、帰りは行きと対称的に海岸線沿いを走るルートを考えてみた。それがこれ。
多少寄り道することを考えても一日200km弱、全工程で400km近くある。ほぼ一日走りっぱなしなら余裕で帰りのフェリーには間に合うだろうが、原付でこれはかなりきついのでは…?
なんて僕の心配をよそに、T君は「もっと距離を伸ばせるのでは?」なんて提案してくる。当然のことながら彼は九州の辛さを知らないのだ。分からせてやらねば。
まずは阿蘇を目指す
というわけでツーリング当日の朝が来た。出発時点で中華ダックスの総走行距離は約370km。
さんふらわあに乗ってやってきたT君と合流。この日のためにフルパニア仕様にしてきたカブ110かっこいいな~。対する僕はダックスに荷物を積めるスペースなんてないのでリュックサック一つ背負っただけ。無駄に一眼レフなどを入れてきたので、肩が重くてすでに嫌な予感がする。
朝食を食べながら今日明日の計画を確認したら、やまなみハイウェイを走って阿蘇を目指す。天気はまさにバイクで走るならこれ以上ないというぐらいの晴れで気持ちいい。同じことを考えてツーリングしているバイク乗りが多かった。
ちょこちょこ絶景スポットで止まりつつ走っているのだが、道も空いてるし、ダックスもカブも好調そのもの。
ちょこっとだけカブ110を運転させてもらったのだけど、エンジンの振動とか全くないし、乗り心地もいいし、ツーリング用に付けた大型スクリーンのおかげで風もほとんど受けないしと、中華ダックスから比べるとロールスロイスかと思うぐらい最高だった。これはずるい。でもパワーとか全体的に頭おかしい感は中華ダックスの圧勝。
予想以上に順調に走ってきたので、阿蘇市で早めに昼食にすることにしたのだが、適当に選んだお店はバイク乗りが集まるようなところだったらしく大混雑。流石にこれは無理だな~と退散して、近くにあった別の店に入ってみた。
阿蘇名物の赤牛で腹ごしらえ。ちょっと小ぶりながらしっかり肉の味がするハンバーグで満足。休憩して体力が回復したので、次の目的に向かおう。
天孫降臨の地、高千穂を目指す
とりあえず阿蘇山に登る。阿蘇山はいつも通りもくもく噴火してて火口見学はできなかったので、ちょっと景色を眺めたらそのまま高千穂へ向かう。
ずっとリュックサックを背負っているので肩が痛くなってきた。ダックスにもキャリアを付けようかな…。
というわけで天孫降臨の地、高千穂に到着。
神社を参拝したら、遊歩道を通って高千穂峡のボート乗り場まで歩く。この遊歩道、めちゃくちゃ険しい道のりで、中華ダックスで痛めつけられた体には結構きつい…。
週末なのに某流行り病のせいか人はあまりいなくて、貸しボートも3隻ぐらいしか稼働してなかった。昔来た時は川がボートでいっぱいだった記憶があるのだけども、これぐらいだったら快適そうでいいな~と思いながらソフトクリームを食べて休憩。遊歩道で戻るのはキツすぎるので、戻りは車が通る道を歩いて神社に戻った。
高千穂市街地から少し外れたところにある天岩戸神社にも向かう。タイミングが悪くて天岩戸は見れなかったのだが、「こういうのは『ここに来た』ことが大事」ということでOKとする。
日が暮れてくると中華ダックスの懐中電灯並みのヘッドライトじゃ不安が大きい。ここいらで引き籠りの天照大神とは別れを告げ、地鶏を食べるべく今晩の宿地である延岡へ向かおう。
地鶏を食べに延岡へ
この辺りまでくるともうリュックのせいで肩は痛いし、お尻はぺったんこだし、振動で手足はビリビリするしと体力の限界が近い。ぼーっとしすぎて自動車専用道にいざなわれそうになるハプニングもあったが、手足をぶらぶらさせながら延岡へ向かう。
そして延岡市内のホテルに到着。走行距離はメーター読みで約200km。道の流れが良いのでかなりハイペースで走った場所もあったが、中華ダックスは終始好調で壊れる気配とか全くなし。いつ壊れるんだこいつは。
あとは宮崎の地鶏を食べて、桝本本店で辛麺を食べれば本日のミッションは終了!なんだかいつの間にか明日が雨予報になってるのは気になるけど多分大丈夫だろう。
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