中華エンジンで「絶対に壊れる」と有名な部品、それがカムチェーンテンショナープッシュロッドの先端にある小さなゴム。中華ゴムは耐油性が悪く、こいつがエンジン内部で砕け散ると、最悪の場合オイルラインを塞いでエンジンブローしてしまうらしい。
それはさすがに困るので、オイル交換のついでに交換してしまおう。
カムチェーンテンショナーのゴム交換
この作業はオイルが駄々洩れになるので、必ずオイル交換と同時に行う。ドレンボルトからオイルを抜いて、ドレンを締め直した状態からスタート。
カムチェーンテンショナーのテンションを決めるバネとプッシュロッド、そして問題のゴムは、オイルドレンボルト隣のボルトの先にある。14mmのスパナでこれを緩める。
ボルトを取るとテンショナースプリングが飛び出してくるので注意。プッシュロッドもいい具合に出てくれば良いが、僕の場合はお尻だけ出た状態から止まってしまったので、ラジオペンチで引っこ抜いた。テンショナースプリングには向きがある(細く巻かれている方がプッシュロッド側)なので、組付け時に注意する。
問題のゴムはプッシュロッドの先端にある。
交換するのがこれ。ホンダ純正、日本製のプッシュロッドゴムで、品番は【14566-086-030】。純正品なら200円もしない値段で購入できる。
先端ゴムはラジオペンチなどを使えば取れる。中華製はすぽっと簡単に取れた。
新品の日本製を装着。中華性は硬いが外形がわずかに小さかった。逆に日本製は少し柔らかく、指でぎゅっと強めに押し込んだらやっと入ったぐらいサイズが微妙に異なっていた。
あとは逆手順で組み込んで、オイルを入れれば作業完了。一説によると中華エンジンはテンショナースプリングのテンションが強すぎるらしいので、気になる人はこちらもホンダ純正に交換したほうが良いかもしれない。
ポチップ
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